朝にすごく口臭がひどい経験は、きっとあなたも経験したことがあるでしょう。
自分の口臭がひどいことに気づきやすいときが、朝の寝起きです。
朝の寝起きの口臭は、他の時間帯の口臭に比べてとんでもなく強くて鼻につく臭いです。
ですから、家族に口臭を指摘されたり、人と会ったときに臭そうにされたり、ひどいときは自分でも気づいてしまうくらい強烈に口が臭いときもあります。
朝の寝起きはこんなに口が臭い状態になってしまうのなら、しっかりと口臭対策をしなくてはいけません。
寝起きの口臭に悩まされない方法をあなたに教えます。
この方法で、簡単に朝の嫌な口臭を改善できて、心地よい朝の光とともに爽やかな朝を迎えることができますよ。
朝の寝起きの口臭がひどくなる理由
朝の寝起きに口臭がとても強くなっている理由はいくつもあります。
1つや2つではありません。
その理由は、寝ている間の身体の状態が昼間に活動している状態とは全く違うからなのです。
身体が水分不足になっている
寝ているときの数時間もの間は何も口にすることはありません。
水1滴さえ口にしないで数時間の時間を過ごすわけです。
しかも、寝汗などをかいたりして体内の水分はどんどん失われていきます。
そのため、もちろん体は水分不足の状態になってきます。
体の水分不足の状態は、口臭の原因として大きな原因の1つなのです。
水分不足になると、口の中の乾燥や唾液の分泌の減少などいろいろなことが引き起こされます。
それが朝に起きたときのあの強くて嫌な口臭を作り出してしまうのです。
以下の記事でも簡単に説明していますが、次の項目からさらに詳しく説明していきます。
⇒口臭予防を水を飲むだけでできてしまう3つの意外な理由
唾液の分泌が減っている
寝ている間は、唾液の分泌量ががくんと減ってしまいます。
身体の水分がどんどん失われて水分不足状態になっていくので、唾液の原料となる水分も不足してしまうのが理由です。
唾液の原料は水分ですから、水分不足の状態では唾液を作り出せず唾液が分泌できないのです。
また、寝ている間は自律神経の副交感神経が優位に働きますから、唾液を分泌する機能が抑えられることも唾液の分泌量が減少する理由です。
水分不足と副交感神経の働き、この2つが寝ている間の唾液の分泌を減らしてしまう原因なのです。
唾液の分泌量が減ってしまうと、口の中は乾燥した状態になっていきます。
あなたは、朝に目覚めたときにこんな状態になっていたことはありませんか?
口の中の粘膜が、カラカラに乾いていた
ねばついた唾液のかたまりが口の中にあった
それは、寝ている間に口の中がものすごく乾燥してしまった証拠なんですよ。
また、唾液の分泌が減少すると舌の表面も乾燥してしまいます。
食べカスなどが舌の上に定着しやすくなって、舌苔の原因にもなってしまいます。
⇒知らないあなたは損してる!舌苔の落とし方と舌磨きの正しいやり方
口の中の細菌数が爆発的に増えている
前の項目で説明したような口の中が乾燥している状態になってしまうと、口内の細菌にとっては活動しやすい環境になってしまいます。
口臭を作り出す嫌気性菌という細菌は、乾燥している状態に最も活動が活発になり、口の中の食べカスや歯垢や歯石などを分解してたくさんの口臭を作り出してしまいます。
もし食べカスや歯垢などが全く口の中になかったとしても、嫌気性菌は口の中の古い細胞などのたんぱく質を分解して口臭を作り出してしまいます。
唾液が出ないで乾燥した口の中は、もう細菌に口臭を作ってくださいと言わんばかりの環境なのです。
この口臭を作ってくださいと言わんばかりの環境が寝ている間に作られてしまっているわけです。
⇒口臭の原因が寝てる間に起きてしまう2つの理由
夜はお酒やニンニクを口にすることが多い
これは寝ている間のことではありませんが、寝る前の夜遅い時間は晩酌をしたり付き合いで焼き肉などで飲んだりする機会が多くなります。
アルコールやニンニクを口にすることになり、臭い成分が寝ている間にその強烈な臭いが血液に取り込まれて体内を巡って口臭や体臭となって翌朝に出てくることになります。
寝る前にすべき口臭対策の方法
寝てる間に起こる口臭の原因を対策するには、寝る前から口臭対策することが大事です。
寝る前にしっかり口臭対策をしておくことによって、就寝中に発生する口臭を改善することができるのです。
朝に起きてから息が臭いことに気がついて「しまった!」とならないように、しっかりと口臭予防をしましょう。
寝る前に歯磨きをする
まず、寝る前にしっかり歯磨きをしてください。
歯を磨くなんて当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、これが意外と軽視している人が多いんです。
あなたも、ついうっかり忘れてしまったり面倒でやらなかったりする日はありませんか?
また、食後に歯磨きしたから寝る前には歯磨きしなくていいやなんて考えていませんか?
実は、寝る前にしっかり歯を磨いておくことが口臭予防にとって最も重要と言えるくらい大切なんです。
寝ている間は唾液の分泌が少なくなります。
唾液の量が少なくなると唾液の浄化作用が失われてしまい、どうしても口内の細菌はどんどん増殖していってしまいます。
そのまま数時間も寝続けて朝に起きたときには口の中にたくさんの細菌が生息している状態になっているわけです。
そんな口の状態では、その細菌たちが大量の口臭を作り出しています。
これでは朝の寝起きに口臭がひどいのも当然です。
そこで、寝る前にしっかり歯磨きをして口の中の細菌の数を減らしておくことが大切です。
そのための歯磨きなんです。
⇒衝撃の事実!歯を磨く正しいタイミングは食後すぐではなかった
普通に歯ブラシで歯を磨くだけでなく、マウスウォッシュも使うとさらに口の中の細菌の数を減らすことができます。
ただし、アルコールが含まれているマウスウォッシュを使うと乾燥の原因となってしまいます。
必ずアルコールを含まないマウスウォッシュを選んでください。
アルコールを含んでいないおすすめのマウスウォッシュ(液体歯磨き)はこちら。
⇒口臭改善と歯を白くする効果が高い液体歯磨きをついに見つけた
寝る前に水分補給をしておく
寝る前には、必ずコップ1杯の水分補給をしておきましょう。
あなたが寝起きに喉が渇いているのを感じることがあるのなら、それは就寝中に体が水分不足になっているからです。
寝ている間は、何時間も水を飲まず汗もかくので特に水分不足がひどくなりがちです。
水分不足の状態になると、口の中がすごく乾燥してしまって口臭が強くなります。
そこで、寝る前に水分補給をすることで寝起きの口臭を改善できます。
⇒寝起きの口臭を予防できる寝る前の簡単で効果的な口臭対策
水分補給でも気をつけないといけないポイントがあります。
それは、カフェインを含まない飲み物を選ぶということです。
お茶やコーヒーなどの飲み物にはカフェインを含む飲み物が多くあり、それらの飲み物を飲むとカフェインの利尿作用で体内の水分が失われてしまいます。
特に、寝ている間は水分補給をすることができないので、寝る前にカフェインの入った飲み物を飲むのは口臭予防に逆効果です。
水を飲むようにするか、お茶を飲むのであればカフェインを含まないお茶を飲むようにしてください。
カフェインを含んでいないお茶には、なたまめ茶があります。
なたまめ茶はカフェインを含んでいない上に、口臭予防に効果的な成分を含んでいるため水分補給におすすめの飲み物です。
⇒なたまめ茶は飲むだけで口臭予防にとても大きな効果がある唯一のお茶
お酒やニンニクなどの臭いが強い食べ物や飲み物は控える
お酒を夜に飲むと、寝ている間にアルコールの臭い成分が血液に取り込まれて翌朝に口臭や体臭となって出てきてしまいます。
口臭だけでなく体臭の原因にもなってしまうので、翌朝にどうしても口が臭いのはマズイというのなら、お酒を飲むことは避けるべきです。
また、ニンニクやネギなどの臭いが強い食べ物も避けるべきです。
夜に焼き肉などをたくさん食べるときは、以下の記事でお話しした口臭対策を実践してください。
朝の口臭対策だけでなく、体臭の改善にもなりますよ。
⇒ニンニクが原因の口臭を消すためにすぐにできる簡単な5つの対策法
歯ぎしりや口呼吸をしていないかチェックして治す
寝ている間に歯を食いしばっていないか、口呼吸になっていないか、それも口臭の原因の1つです。
家族に聞くなどして、寝ている間に歯ぎしりや口呼吸をしていないかチェックしてみてください。
また、あなたは以下の点に思い当たることがないでしょうか?
もしあれば、寝ている間に歯ぎしりや口呼吸をしている危険が高いです。
- いびきをかくことが多い
- 起きたときに喉に違和感がある
- 目覚めたときに口を開けていることが多い
歯ぎしりを放置しておくと歯が欠けてしまって歯医者に行かなければならないケースもあるので、しっかり治すようにしてください。
私の知り合いは、ストレスによる歯ぎしりが原因で歯科医院に通院することになったので、あなたもそうならないように早めの対策をしてくださいね。
⇒口臭の原因は無意識にしてる歯の食いしばりかもしれない
朝に起きてすぐに歯を磨く
もう1つ、最後の5つ目の方法は寝起きすぐにする口臭対策です。
朝に起きたらすぐに歯を磨きましょう。
夜の寝る前に歯を磨くことが口臭予防にとても大切ですが、朝に起きたときに歯を磨くこともとても大切です。
寝ている間に口の中で細菌が増えないように、寝る前に歯磨きをするのですが、残念ながら細菌の数を完全に0にすることはできません。
そのため、朝に起きたときにはどうしても寝ている間に増えた細菌が口の中にいるのです。
そこで、朝に起きたらすぐに歯を磨いて細菌を除去しましょう。
夜の寝る前と朝に起きてすぐの歯磨き、この2つのタイミングの歯磨きで朝の口臭が改善されることは間違いありません。
⇒口臭予防で歯を磨くのにとても重要な2つのタイミング
朝の歯磨きのときは、一緒に舌を見て舌苔もチェックしておきましょう。
口の中が乾燥すると舌の表面も乾燥しやすくなるので、舌苔がついて定着しやすくなります。
舌苔が舌についていないか確認して、もし舌苔がたくさんついていたらすぐに除去してください。
舌苔の落とし方はこちらです。
⇒知らないあなたは損してる!舌苔の落とし方と舌磨きの正しいやり方
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