朝に起きたときは1日の中で最も口臭が強くなる時で、寝起きに口臭いと感じた経験はあなたもあるのではないでしょうか?
なぜ朝に口臭がきつくなってしまうのかは、寝ている間の体の状態にありました。
寝ている間は、昼間の活動しているときと違って体の機能が休んでいる状態です。
どんどん唾液の分泌量が減少してしまいます。
また、その他にも口呼吸や歯の食いしばりなどが起こっているおそれもあります。
このような様々な口臭の原因が就寝中に起こってしまうために、朝の寝起きは息が臭いのです。
なんとなく何も口臭対策をしないで寝てしまい、朝に起きてみたら自分の口臭がひどいことになっていたのに気がついてももう手遅れです。
「しまった!今日は大事な会議や商談があるんだった!」
「今日は久々のデートなのに・・・」
そんな日だったら一大事です。
いや、気づいただけまだいいかもしれません。
最悪の場合、自分の口臭に全く気づかずに出かけてしまって知らず知らずのうちに大事な相手に臭い思いをさせてしまいます。
そうなったら、「なんて日だ!」じゃすまないでしょう(笑)
そんなことにならないように、次の日の朝にそなえて簡単にできる夜の口臭予防の方法をまとめます。
この方法を夜の口臭予防プログラムとして実践すれば、とても効果的に次の日の口臭を改善してくれます。
普段の夜はもちろん、特に大事な予定を次の日に控えているときは念入りにこの口臭予防プログラムを実践してください。
翌日の朝の口臭をきれいさっぱり消す口臭予防プログラム
この口臭予防プログラムを夜の寝る前にしっかり実践することで、翌朝に起きたときの口臭が格段に改善されます。
ただ、毎日必ず実践するのには厳しい部分もあるので、全てをきっちりやるのは大事な仕事やデートなど人と会う前日にすることをおすすめします。
臭いの強い食べ物とアルコールの飲み物を控える
まずは前日夜の食事内容からしっかり準備しておきましょう。
夕食に臭いの強い食べ物は避けましょう。
ニンニクや焼き肉、そしてネギ類は臭い成分をたくさん含んでいるので、前日には控えてください。
この臭い成分は胃や腸の壁から血液に取り込まれて全身を巡り、そして肺へと運ばれてそこから呼吸と一緒に出てきて口臭となってしまいます。
さらに、血液に取り込まれて全身を巡っている過程で汗とともに出てくるので、体臭の原因にもなってしまうのです。
この口臭は歯磨きをしたりキシリトールガムを噛んだりしても消すことは難しく、なんと約16時間も臭いが続いてしまいます。
⇒焼き肉を食べると口臭がきつくなる2つの理由と4つの口臭予防法
こんな厄介な口臭は起こさないようにするのが一番です。
絶対に口臭や体臭を出したくない日があれば、前日の食事には気をつけてください。
寝る前にきちんと歯を磨く
これが一番大事なところと言っても過言ではありません。
寝る前にしっかり歯磨きをすることによって、口臭を作り出す嫌気性菌のほか歯周病菌や虫歯菌など口の中の細菌を最大限減らしておきます。
そうしておけば、寝ている間に唾液の分泌が減っても口の中の細菌の増殖数が格段に少なくなります。
口の中の細菌の数を完全にゼロにすることはできません。
でも、口内細菌をなるべく減らしておくことはできて、口臭対策に大きな効果をもたらします。
歯磨きの時は液体歯磨きなどマウスウォッシュも使えば、さらに口臭予防の効果はアップします。
ただし、アルコールが入っていると口の中が乾燥するので、アルコールのないマウスウオッシュを使ってください。
マウスウォッシュの選び方やおすすめを紹介していますので参考にしてください。
⇒口臭改善と歯を白くする効果が高い液体歯磨きをついに見つけた
もうひとつ注意ですが、歯磨きは夕食後すぐにするのではなく寝る前にするようにしてください。
食後すぐに歯を磨くのはおすすめしません。
食べてすぐの口の中は強い酸性になっているので、その状態で歯ブラシでゴシゴシ磨くと歯や歯茎にかかる負担が大きいです。
電動歯ブラシも同じです。
また、食後は唾液がたくさん分泌されるときです。
そのタイミングで歯磨きをしてしまうとせっかくの新鮮な唾液を洗い流してしまいます。
ですから、夜の歯磨きは夕食後すぐではなく寝る前にするようにしてください。
水分補給をする
歯磨きをすませてさぁ寝ようと、ベッドに一直線と行きたい気持ちはわかります。
でも、寝る前にコップ1杯の水分補給をしてください。
水分補給をしておかないと唾液の原料である水分が不足してしまい、ますます唾液が減って口の中が乾燥してしまいます。
これから唾液の分泌が減ってカラカラに乾きやすくなってしまう口の中を潤してあげましょう。
口臭予防に特におすすめの飲み物は、カフェインが入っていないお茶です。
なたまめ茶は、口臭予防に効果的な成分を含んでいる唯一のお茶ですよ。
⇒口臭予防のために飲むべき飲み物はなたまめ茶しかない
口呼吸や歯の食いしばりが起きないようにして寝る
寝ている間にも口臭の原因は絶えず起こっています。
唾液の分泌の減少もそうですが、口呼吸と歯の食いしばりが寝ている間には起きやすいです。
口呼吸をしているといびきが起きやすく、食いしばりをしていると歯ぎしりの音がします。
食いしばりは口臭の原因になるだけじゃありません。
口呼吸は風邪などの病気や睡眠不足の原因、食いしばりは歯並びを悪くする原因にもなります。
家族などにチェックをしてもらって、もし就寝中にいびきや歯ぎしりが多いようでしたら対策をして寝るようにしましょう。
口呼吸を予防するのに、寝るときに口に貼るためのテープが市販されているのでそれを利用してください。
また、マスクをするのも効果があります。
⇒口臭の原因になる口呼吸を治す5つの方法。あなたも簡単にできちゃう
そして、歯の食いしばりを治す方法です。
まず、歯を食いしばっているのはストレスからきていることがほとんどです。
そのため、ストレスをためないようにすることが大事です。
寝るときに注意する点では、姿勢は仰向けにします。
横向きは歯に圧力がかかってしまうので良くありません。
そして、寝酒も厳禁です。
飲酒をしてから寝ると眠りが浅くなってしまい、睡眠不足になってストレスや疲れが取れずにますます食いしばりをする原因となってしまいます。
同じ理由でコーヒーもダメですよ。
寝酒やコーヒーを飲むのは控えて仰向けで寝る習慣をつけましょう。
それでも食いしばりや歯ぎしりが治らないようでしたら、歯科医院でマウスピースを作ってもらう方法もあります。
こちらは料金もかかるので手軽にできるものではありませんが、あまりにも症状がひどいようでしたら歯医者さんに相談してみてください。
⇒口臭の原因は無意識にしてる歯の食いしばりかもしれない
朝の寝起きにはまず歯磨きをする
朝に起きて、口が臭くないか口臭チェックをしたくなる気持ちはわかりますが、口臭を確認する前にまず歯を磨くようにしてください。
前日の夜の寝る前に歯を磨いて細菌数を減らしておきましたが、その減った細菌は少ないながらも寝ている間に確実に数が増殖しています。
朝に起きてすぐに歯を磨くことで、増殖した細菌を除去してしまいましょう。
どうしても歯を磨く時間がないというときでも、せめてうがいで口をゆすぐくらいは最低限してください。
⇒口臭予防で歯を磨くのにとても重要な2つのタイミング
朝食を食べる
朝の歯磨きが終わったら、しっかり朝食を食べましょう。
空腹になると、体の生理的な機能が低下するために口臭の原因が発生してしまうんです。
食事をしっかりとっていれば空腹を感じないですし、さらにしっかり噛むことで唾液の分泌にもつながって舌苔の予防にもなるので、これもちゃんとした口臭予防なんです。
できれば、朝食は和食がおすすめです。
⇒1日の口臭をなくすために必ず朝にするべきたった1つのこと
口臭予防プログラムで朝の口臭をなくすことができる
この6項目のプログラムをきちんとこなせば、口臭とは無縁の朝を毎日迎えることができます。
これで、寝起きに口が臭いかを気にする必要はなくなります。
でも、臭いが強い食べ物やアルコールを絶対に口にしないというのは毎日できることではありません。
また、時間がなくてどうしても朝食で和食をゆっくり噛んで食べることができない日もあるでしょう。
ですから、このプログラムを全て完璧にこなすのは何が何でも口臭を絶対にさせたくない日の前日で大丈夫です。
普段の生活では、無理をし過ぎずにできる部分を実践しましょう。
ただ、普段の生活でも夜の寝る前と朝に起きたときの2回の歯磨きはするようにしてください。
この2つのタイミングでする歯磨きが口臭対策にすごく大切な要素で、毎日続けることで口臭予防に大きな効果があります。
あなたの口臭を改善するために、これだけは忘れないようにしてくださいね。
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