口臭予防に唾液はとても大切なものです。
唾液があるからこそ、口の中は清潔に保たれている。
虫歯や歯周病に簡単にならないし、さらに口臭も予防しているんです。
あなたが口臭を改善したいのなら、唾液にも意識を向けるべきなんです。
⇒重要！唾液は口臭を改善するために大切なたった1つの要素だった
唾液を意識せずに口臭予防をしようとしても、なかなかうまくいかないことが多いです。
これを知らずに歯磨きばかり頑張っても、逆に間違った歯磨きをしてしまいます。
間違った歯磨きを知らず知らず続けていては、口臭がさらにひどくなってしまいます。
もう一度言います、口臭予防には唾液が大事なんです。
ですから、唾液をたくさん分泌させるだけでも効果的な口臭対策になるんです。
そこで、今回は簡単に唾液をたくさん分泌させる方法をあなたに紹介します。
今日からすぐにできてとても効果が高い方法ばかりですよ。
唾液を分泌させることが口臭予防に効果的な理由
唾液というと汚いイメージもあるかと思います。
ところが、唾液には口の中を清潔に保つ働きがあります。
殺菌作用や抗菌作用などいろいろな働きを唾液は持っているんです。
また、口臭の原因として知られる舌苔を洗い流して除去する効能だってあるんです。
もし、唾液が口の中に全くない状態になったら、虫歯菌や歯周病菌がやりたい放題で虫歯や歯周病だらけ。
舌苔が大量に舌の上にできて舌が白くなってしまい、口臭だってとんでもなくひどいものになってしまいます。
また、口臭を作り出すのは嫌気性菌と呼ばれる細菌です。
嫌気性菌は乾燥した環境ではとても活発になってしまうんです。
ですから、唾液が少なくて乾燥した口内では、嫌気性菌が活発に活動してたくさん口臭ができちゃいます。
唾液が少なくなることは口臭対策にとってすごく危険なんです。
唾液の量を増やすことがとても効果的な口臭対策になるんです。
唾液が減ってしまう3つの理由
では、唾液が口の中にあってもなぜ口臭が強くなってしまうのでしょうか？
それは、唾液の分泌が減ってしまうからです。
もちろん、食べカスや歯垢によって虫歯や歯周病になってしまったのが原因の場合もあります。
舌の汚れや舌苔が原因の場合もあります。
また、胃や腸の臭いが原因で口臭になってしまう場合もあります。
でも、大きな原因が唾液の減少なんです。
虫歯や舌苔も、唾液がたくさん分泌されていればある程度は唾液の働きによって予防できるんです。
なぜ唾液の分泌が減ってしまうのでしょうか？
唾液の分泌が減ってしまう主な原因は以下の2つです。
緊張で唾液が分泌されなくなる
唾液が出なくなる原因の1つに緊張が挙げられます。
緊張してしまって口の中がカラカラに乾いてしまった経験はきっとあなたにもあるでしょう。
緊張すると、自律神経の交感神経が活発になり、唾液の分泌が抑えられてしまうのです。
ですから、緊張してしまうような大事な場面では特に口臭に注意が必要です。
商談前とかデート前など、大事な人と会うのには緊張してしまうもの。
口の中が乾燥して口臭が強くなるのには注意してください。
口呼吸でドライマウスになっている
小さい子供の口臭の原因でも多いのがドライマウスです。
ドライマウスは、口呼吸が原因でなってしまいます。
口呼吸によって口の中の粘膜などが外気にさらされてしまいます。
口の中の唾液が乾燥してしまって、消臭機能がなくなってしまうんです。
唾液がいくら出ていたところで、それを乾燥させてしまっては意味がありません。
また、口呼吸は口臭予防以外にもいろいろと悪い影響を体に起こしてしまいます。
⇒口臭を改善できるし口呼吸も治すことができちゃう嬉しい口臭予防
現代は、昔に比べてあまり噛まずに食事をすることが多いですね。
自然に口を閉じる力が弱くなってしまうので、子供に口呼吸が増えてしまっています。
加齢によって唾液を分泌する機能が落ちてしまう
年を取るにつれて、身体機能はどうしても落ちてしまいます。
唾液を分泌させる機能もどうしても落ちてしまいます。
そのため、加齢によって唾液も少なくなってしまうのです。
特に、30代や40代を過ぎたころから身体には大きな変化が表れてきます。
加齢臭によって体臭も強くなってしまい、唾液の低下によって口臭も強くなってしまいます。
高齢になるほど、息の臭いが強くなってしまうのはこれが原因だったんです。
簡単に唾液をたくさん分泌させる方法
では、口臭予防のために唾液をたくさん出すにはどうしたらよいのでしょうか？
いよいよ、その効果的な方法を紹介します。
水分補給をする
まず、何と言っても水分補給が大切です。
熱中症や日射病の予防だけでなく、口臭予防にも水分補給は大切なんですよ。
唾液が少なくなって乾燥した口の中を潤すために、水分補給はとても大切なことです。
唾液の原料は水分です。
身体が水分不足の状態になってしまっては、口臭予防の強い味方となるサラサラした新鮮な唾液が作られません。
水分補給で唾液の分泌を手助けしてあげましょう。
口呼吸を治す
口呼吸の習慣がついていると、口をあけて呼吸するたびに口の中が外気にさらされます。
口の中が乾燥しやすくなってしまいます。
いくら唾液が分泌されてもすぐに乾燥してしまって、消臭効果がない口内環境になっちゃいます。
せっかく分泌された新鮮な唾液を乾燥させてしまってはもったいない。
口呼吸の習慣がある場合は早く治してしまいましょう。
口呼吸を治す方法を以下の記事でいくつか紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
⇒口臭の原因になる口呼吸を治す5つの方法。あなたも簡単にできちゃう
歯磨きをするタイミングや適切な回数を心がける
口臭予防のために歯磨きをすることはとても大切です。
ただ、やり方を間違えるとかえって逆効果になりかねません。
特に、1日に何回も歯磨きをしている場合や食後すぐに歯磨きをしている場合は逆効果になりがちです。
あまりに何度も歯磨きをしてしまうと、分泌された新鮮な唾液を歯磨きとうがいによって洗い流してしまいます。
せっかく口臭予防に効果的な唾液が分泌されたのに・・・
大切な唾液を口の外に洗い流してしまってばかりというのは非常にもったいないです。
歯磨きはそんなに何回もやらなくても、就寝前と起床時の2回の歯磨きを心がけていれば十分ですよ。
⇒口臭予防で歯を磨くのにとても重要な2つのタイミング
また、食後すぐに歯を磨くのもおすすめしません。
食べ終わってすぐの口の中は食べ物によって酸性になっている状態です。
その状態で歯ブラシでゴシゴシ磨くのは、歯にとって大きな負担となってしまいます。
歯の表面のエナメル質が削れてしまい、そこから食べカスが入り込んで歯石の原因になります。
食後に歯を磨くのなら、30分くらい時間をおいてから歯磨きをするのがいいですよ。
舌のエクササイズをする
舌を積極的に動かすことで、唾液をたくさん分泌させることができます。
時間が空いたときなどに舌を動かして、口の中をつねに唾液をたっぷりの口臭予防バッチリにしておきましょう。
舌のエクササイズの中でも、特に簡単で効果的な方法を以下の記事で紹介してします。
⇒自分の口臭に気づかない驚きの理由とすぐに口臭を消す簡単な方法
唾液が出るツボをマッサージする
体にはたくさんのツボがありますが、その中に唾液を出すツボというのもあります。
唾液を出すツボをマッサージすることで、唾液腺の周りの筋肉の緊張がとれて唾液がたくさん出てくるんです。
意外と知られていませんが、唾液を出す器官は1つだけでなく3つもあるんです。
「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」の3つです。
（それぞれが左右に1対ずつあるので、厳密に言うと6か所あることになります）
出典：財団法人8020推進団体
耳下腺のマッサージ方法
①人差し指から小指までの4本の指を耳下腺のあるほほと耳たぶの間あたりにあてる
②ゆっくり奥から手前へ優しく円を描くようにグルグル回してマッサージする
4本指でなく、手のひら全体でマッサージしてもOKです。
顎下腺のマッサージ方法
①あごの内側に親指以外の4本の指を当てる
②4本の指を上へ向かって押してマッサージする
舌下線のマッサージ方法
①顎の真下の部分に親指を当てる
②親指を上に向かって押し上げるようにマッサージする
3か所の唾液腺マッサージを1セットとして、朝の寝起きと夜の寝る前の1日2回すると効果的です。
夜の寝ている間は唾液の分泌が減ってしまうので、夜の寝る前と朝の寝起きに唾液を出すのが効果的なんです。
1つ注意ですが、朝の寝起きのときは口の中に細菌が繁殖している状態です。
寝ている間に増えてしまった細菌を飲み込まないように、口の中をゆすいでから唾液を出すようにしてくださいね。
特に、この中でも口臭予防に効果的なサラサラした唾液を出すのは耳下腺のマッサージです。
口臭が特に気になるときは、念入りに耳下腺をマッサージして口臭予防に効果的なサラサラ唾液をたくさん出しましょう。
これで、口の中はサラサラ唾液で口臭対策はバッチリです。
唾液をたっぷり出すことは、口臭を消すだけじゃなく初期の虫歯を修復する効果もあります。
唾液の働きを助けてくれるグッズを使う
加齢によって、どうしても唾液はだんだん分泌量が減ってきてしまいます。
舌のエクササイズやツボのマッサージなどで唾液の量を増やすことは可能ですが、それでも限界はあります。
そこで、唾液の働きを助けてくれるグッズを使うことで、少なくなった唾液の効能をカバーできます。
グッズをうまく使うことで、口臭予防のほかに舌苔の予防にもなって口臭予防の効果はとても大きいです。
あなたが唾液腺のマッサージだけじゃ不安なら、口臭対策の心強い味方が1つあるだけで毎日の安心感が全然違いますよ。
唾液の効能を助けてパワーアップさせてくれる口臭予防グッズはこちらで紹介しています。
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ちょっとした心がけで、口臭予防の強い味方である唾液を減らさずにキープすることができます。
これらの日々の心がけ、ぜひ試してください。
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