歯磨きを毎日きちんとしているのに、どうしても口が臭いとか息が臭いと言われてしまう。
ちゃんと毎日歯を磨いているのに口臭がするのは一体どうして?
何がいけないの?
そう思ってるあなた。
ダメなのは歯を磨くタイミングかもしれません。
あなたは1日の中で、いつどんなタイミングで歯磨きをしていますか?
「食後3分以内に1日3回」というイメージがある人も多いことでしょう。
しかし、この考え方は口臭予防に良いとは言い切れません。
それどころか、口臭予防に逆効果になってしまうことも・・・
今回は、歯を磨くのに正しいタイミングを教えます。
その正しい歯磨きのタイミングとは、食後ではありません。
夜の寝る前と朝の寝起きなんです。
どうして、食後すぐに歯を磨くのがダメで寝る前と寝起きに歯を磨くのが良いのでしょうか?
その驚きの理由をあなたに教えます。
食後すぐに歯磨きをするのは口臭予防に良くない
そもそも、あなたが歯磨きをする目的って一体何ですか?
口の中をさっぱりさせたいから?
ただの習慣でなんとなく?
いやいや、違いますよね。
食べカスを除去して歯垢を取って歯石を予防して、さらに虫歯や歯周病を予防するためですね。
そして、口臭の原因である細菌(嫌気性菌)を増やさないようにするためです。
この目的をちゃんと果たすために、正しいタイミングで歯を磨くことはとても重要です。
歯磨きは歯の磨き方も重要ですが、タイミングも非常に重要なんです。
では、いつ歯を磨くか?
「今でしょ!」と言いたいところですが(笑)、食べた直後にしっかり歯を磨くことはよいとは言えないです。
「食べた直後に歯を磨くのはダメなの?」とあなたはきっとビックリされたことでしょう。
私自身、小さいころに親から食べたらすぐ歯を磨くように言われてしつけられてましたから、
初めてこのことを聞いたときは本当に驚きました。
食べたすぐ後にしっかり歯を磨くことはなぜよくないのでしょうか?
食後すぐに歯を磨くと歯の表面を傷つけてしまう危険が!
食べた直後の口の中の状態は酸性の状態になっています。
酸性状態で、歯の表面を保護するエナメル質が弱くなってしまっています。
その状態のときにゴシゴシ歯を磨いてしまうと、歯のエナメル質が削れてしまいます。
特に、あなたの使っている歯磨き粉が研磨剤入りならなおさらです。
表面が削れた歯になってしまうと、そこから細菌が入り込んで虫歯や歯周病になりやすくなります。
虫歯にならなかったとしても安心できません。
表面を保護するエナメル質が削れてしまえば、そこに食べカスが付着しやすい状態になります。
食べカスや歯垢がたっぷりの歯ばかりになって、いつも口が臭い原因になります。
分泌されたばかりの唾液を洗い流してしまう
食べ物を食べた直後は、食べ物をよく噛んだことによってたくさんの唾液が分泌されたばかりの状態です。
この分泌されたばかりのサラサラな唾液は、口臭を作り出す細菌の働きを抑えて口臭を消す大きな効果を持っています。
しかし、食べた直後に歯磨きをしてブクブク口をゆすいでしまうと、せっかく分泌された新鮮な唾液を洗い流してしまうことになります。
これでは口臭予防として完全に逆効果。
食べた後すぐにゴシゴシと歯を磨いて、ブクブクと思いっきりうがいをするのは、歯のためにも口臭のためにもよくありません。
口臭を改善するどころか、かえって口臭をひどくさせてしまうことにもなりかねません。
あなたは、知らないうちに間違ったタイミングの歯磨きをやってしまっていませんか?
歯磨きは食後30分してからのタイミングが良い
歯磨きをするタイミングですが、食後に30分くらい時間がたってから歯を磨くのがおすすめです。
食後すぐの口の中は、酸性の状態になっています。
そこに新しく唾液が分泌されることで、本来の中性の状態に戻っていきます。
弱アルカリ性である唾液は、酸性になった口の中を中性に戻す中性作用もあるんです。
その中性になるのがだいたい30分くらいしたときと言われています。
ですから、30分して口の中が酸性でなくなったときに歯磨きをすると良いんです。
また、食後に分泌された新鮮な唾液が口臭を消す働きをしてくれるのも食後30分くらいと言われています。
そのため、この間は分泌された唾液を口の外に洗い流してしまわないように歯磨きとうがいは避けるべきです。
よって、食後30分以内に歯ブラシでゴシゴシ歯を磨くのは良くないのです。
でも、仕事中だったらお昼休みに食後30分も待ってたら昼休みが終わっちゃって歯磨きなんてできないよ。
食べてそのまま午後に人と会話しないといけないの?
あなたはこう思って、不安になったんじゃないでしょうか?
そこで、時間がなくて食後30分以内にオーラルケアをしたい場合は以下の方法で歯の汚れを落とすようにしてください。
デンタルフロスで歯の隙間の汚れを取る
歯の隙間などの歯垢(プラーク)はたまって分厚くなっていることが多く、この歯垢に邪魔されて唾液と歯が触れないこともあります。
たまった歯垢をデンタルフロスで除去することを食後にするのは口臭対策にとても効果的です。
歯ブラシを使う場合は力を入れ過ぎない
どうしても歯ブラシを使って歯磨きをするのであれば、力を入れずに表面をやさしくなぞるくらいの力で歯を磨いてください。
短時間でしっかり歯を磨きたいと思っても、電動歯ブラシを使う必要はありません。
この歯の磨き方は、歯の表面についている大きな食べカスを取り除くことが目的と思ってください。
食後すぐに歯を磨くのは好ましくないと言っても、やっぱりあからさまに目に見える食べカスは取ったほうがいいです。
海苔とかニラとかが歯にくっついてしまっているのは、口臭や虫歯以前にマナーの問題ですしね。
また、うがいをするときに大量の水で口をゆすぐと唾液が洗い流されてしまうので、水はあまり含み過ぎないように注意して簡単にゆすぐようにしてください。
デンタルリンスを使えば、少量でのうがいでも効果的に口の中を清潔にできますよ。
⇒デンタルリンスを使うだけで口臭予防の効果がアップする驚きの理由
食事に関係なく歯磨きをすべきタイミングがある
食後すぐより、食べて30分経ってからのほうが歯を磨くのに効果的なタイミングであることがわかったでしょう。
ここでもう1つ、食事に関係なく歯磨きをしたほうがいいタイミングをあなたに教えます。
このタイミングでしっかり歯磨きをすることは、口臭予防にとても効果的です。
そのタイミングとは、朝に起きたときと夜に寝る前。
起床時と就寝時、この2つです。
口臭を作る細菌が増える環境は唾液が少ないとき
歯磨きする目的は、口臭予防だけじゃありませんね。
歯垢を取り除いて、口の中の虫歯菌や歯周病菌などの細菌を増やさないことも大切な目的です。
でも、この口内細菌が口臭予防の大きな原因にもなっちゃうんですよ。
口臭は口内にいる嫌気性菌と言う細菌が作り出すものです。
細菌を増やさないことによって口臭予防になり、さらには虫歯や歯周病も予防することができます。
つまり、口の中が細菌が増える環境になっているタイミングで歯磨きをすることが大切なのです。
これが、歯磨きにタイミングが重要である理由です。
では、口の中で細菌が増えてしまう環境とはどういう環境なのでしょうか?
それは、唾液が少ないときです。
口内にいる細菌は嫌気性菌という酸素を嫌う菌がほとんど、口臭を作り出す細菌は嫌気性菌です。
つまり、酸素を含んだ新鮮な唾液が口の中に分泌されないときは嫌気性菌がどんどん活発に活動して増殖していってしまいます。
さらに、唾液の殺菌作用や自浄作用も働いていないので、細菌にとっては天敵がいない環境となります。
この唾液が少なくなるときが、細菌が増殖して活発に活動するときなんです。
⇒重要!唾液は口臭を改善するために大切なたった1つの要素だった
唾液が少なくなるときとは?
では、唾液が少なくなるときとはいつなのでしょうか?
それは寝ている間です。
身体が休まっていて、身体の機能が活発には動かないので唾液の分泌も当然少なくなります。
朝に起きたときに、口の中がカラカラに乾いていたりネバネバした唾液を感じたりするのは、実はこのためなのです。
夜の寝る前と朝の寝起きに歯を磨くべき理由
歯磨きをする正しいタイミングは、食後すぐより寝る前と起きたときです。
寝ている間の唾液が少なくなる時間帯を見据えた歯磨きが効果的なんです。
これから唾液が少なくなって口内細菌が増えてしまう就寝前にあらかじめ歯を磨いておき、口の中の増殖前の細菌をなるべく減らしておく。
そして、翌朝の寝起きに口の中で増えている細菌を歯磨きで減らす。
こんな狙いがあったんです。
ですから、朝に起きたときは口の中は細菌でいっぱいですから、水を飲むことも控えてまず歯磨きをすることをおすすめします。
もし、起きてすぐに口の中の唾液を飲み込んだり、水を飲んだりすると口の中でたくさん増殖した細菌を口の粘膜に定着させたり体の中に入れたりさせてしまうおそれがあります。
まず、朝に起きたら歯を磨く。
これをしっかり覚えておいてください。
⇒口臭予防で歯を磨くのにとても重要な2つのタイミング
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