口臭を防ぐために、歯磨きを工夫したり食べるものに気をつかったり、歯を健康に保つことを意識したり、すごくたくさんの対策方法があります。
それだけ口臭が発生する要因や要素は多い。
だから、悩んでいてもなかなか改善されない人が多いということです。
でも、どうせ気を付けるなら口臭だけでなく他のことにもメリットがあることをしたいですよね?
そこで、口臭を改善できる上に口臭予防以外にもいろいろと効果とメリットがある口臭予防法についてお話しします。
私は、この口臭予防法を実践してたくさんのメリットを得ることができました。
あなたもこの口臭予防法を実践することで、たくさんいいことが起こりますよ。
口臭をなくすためには口呼吸じゃなく鼻呼吸をする
まず突然ですが、あなたは呼吸をしていますか?
もちろん、していますよね。
でも、呼吸をしているといっても、体のどこでしていますか?
「鼻と口」と答えたあなた、それを「鼻」と言えるようにしちゃいましょう!
つまり、口で呼吸しているなら鼻で呼吸するように改善するのです。
鼻で呼吸することは「鼻呼吸」と言い、それに対し口で呼吸することは「口呼吸」と言います。
口呼吸が口臭の原因だけじゃなく多くのデメリットを生んでいる
口呼吸をするのって、実は人間だけだって知っていましたか?
人間は、他の生き物と違って会話をします。
会話をすることによって、進化の過程で喉の構造が変化したために口でも呼吸ができるようになりました。
人間以外の生き物は口で息を吐くことはできても、吸って呼吸することはできないんです。
犬が舌をハァハァやっていることがありますが(「パンティング」と言います)。
あれは口で呼吸をしているわけではなく、舌を出して唾液を蒸発させることで体温調節をしているんです。
だから、口で呼吸することは人間にしかできないこと。
そう、人間だけに与えられた特権・・・と思いきやそんないいことばかりではありません。
口呼吸は、私たちにとってさまざまなデメリットにもつながっています。
歯ぎしりが起きやすくなったり、うるさいいびきをするようになったり、風邪を引きやすくなったり・・・
口臭もその1つです。
口を開けて呼吸をしていると、口の中が外気に触れるので口の中が乾燥します。
口の中が乾燥するということは、唾液が少なくなってしまうことになります。
唾液が少なくなれば・・・もうお分かりですね。
乾燥して唾液が少なくなれば、口臭を発生させる細菌の嫌気性菌が活発になってしまって口臭が起こるんです。
⇒重要!唾液は口臭を改善するために大切なたった1つの要素だった
子供の口臭の原因の多くが口呼吸
この口呼吸は、多くの人の口臭の原因になっています。
現代では大人だけでなく子供にも口臭が増えています。
子供の口臭の原因の多くがこの口呼吸なんです。
ぜひ、あなたのお子さんもご一緒に口呼吸を治して、口が臭くならない呼吸を目指していきましょう!
口呼吸から鼻呼吸に治すことで得られる4つの大きなメリット
口で呼吸をしている口呼吸を、鼻で呼吸する鼻呼吸に変えてみるだけで効果的な口臭予防になります。
さらに、口呼吸を治すことで口臭を予防できる以外にもさまざまなメリットがあります。
風邪の予防になる
空気を吸い込む入口を鼻にすることで、細菌が混じった冷たい空気は鼻の粘膜や鼻毛を通っていきます。
鼻呼吸なら、鼻の粘膜が空気中の細菌を除去して空気を温めてくれるんです。
あなたの喉や肺への負担を大きく減らすことができますよ。
のどを痛めるリスクが減って、風邪の予防にだってつながるんですよ。
顔のゆがみを予防できる
口で呼吸することによって、顔の筋肉や骨格の成長に影響が出て顔の構造が徐々に歪んできたりたるんできたりします。
これを「アデノイド顔貌」と言います。
鼻呼吸にすることで、アデノイド顔貌を予防することができます。
口呼吸を治すと、口臭をなくすだけでなく美容のためにもなるんですよ。
睡眠時無呼吸症候群を予防できる
顔の筋肉がゆるむことで睡眠中に舌が喉を圧迫し、睡眠時無呼吸症候群になってしまう恐れがあります。
睡眠時無呼吸症候群は、命の危機につながる場合もある危険な病気なので対策しないといけません。
口呼吸を治すことによってスムーズな呼吸が確保できるので、睡眠時無呼吸症候群を予防できるんです。
また、口で呼吸するのをやめることで、いびきも軽減することができます。
いびきがうるさいと周りから言われたら、ぜひ口呼吸を治してみてください。
虫歯を予防できる
口呼吸は口の中が乾燥して唾液の分泌が減りますので、それが虫歯の原因にもなります。
また、唾液の分泌が減ってしまうと歯に歯垢が付着しやすくなるので、それも虫歯のや口臭の原因になります。
もちろん、虫歯だけでなく歯槽膿漏などの歯周病も予防できますよ。
口呼吸は直接的な口臭の原因になるだけではありません。
虫歯の原因になってそれが口臭につながるという、間接的な原因も持っているんです。
虫歯を予防できれば、歯科医院に行って歯医者さんに治療してもらう料金も手間もなくすことができますね。
舌苔がつきにくくなる
口呼吸によって舌や粘膜など口の中が乾燥してしまうと、舌苔が舌の上に沈着しやすくなってしまいます。
すると、舌苔がどんどん厚くなってしまい口臭の原因となってしまいます。
口の中を乾燥させないようにしておけば、舌苔は自浄作用によって舌の上に厚くたくさんつくことはなくなります。
あなたの舌が白いのは口呼吸で口が渇くのが原因かもしれませんよ。
唾液は口臭や舌苔の予防で意外とあなどれません。
私が人生で最も舌が白い状態になってから治るまでの体験でも唾液が活躍したのでぜひ読んでみてください。
⇒舌苔を予防するには唾液が大切だと強く感じた貴重な体験
あなたが口呼吸になっているかを簡単にチェックできる方法
いかがでしたか?
口呼吸は口臭の原因のほかにもデメリットばかりで、早く治さないといけないとあなたは強く思ったことでしょう。
自分が口呼吸をしているかすごく気になったことでしょう。
ここで、あなたが口呼吸かどうかをすぐにチェックしましょう。
口呼吸になっているときは、以下のような傾向があります。
あなたは思い当たることはありませんか?
- 気づいたら口が開いていることが多い
- 寝起きにのどが痛いことが多い
- 食べるとき、いつも決まった片側だけで噛んでいる
- 寝ているとき、いびきをかくことが多い
最後に、自分が口呼吸なのかがよくわかるチェック法を教えます。
このチェック法は、コップを使います。
使うコップは少し高さがあるもので、無色透明でなるべく柄の少ないものがわかりやすいでしょう。
コップを口を覆うようにぴったりとくっつけて、少し口を開いて数秒そのままの状態にしています。
そして、数秒たったらコップを外して側面を見てみます。
もし、コップが口元の部分だけでなく奥のほうまで曇っていたら口で呼吸をしていることになります。
その曇り方が強いほど口呼吸の度合いも大きいです。
もし、あなたが口呼吸をしているとわかったら、すぐに改善するようにしてください。
口呼吸は必ず治すことができる
実は口呼吸をしていても食べ物や飲み物を飲み込むときはきちんと鼻呼吸しているのです。
そうでないと、飲み込むときは息を吐くことが一切できず苦しくなってしまいます。
飲み込むときに苦しさを感じないのは、鼻呼吸をちゃんとしている証なのです。
どんなに口呼吸が長年の習慣化になってしまっていても、鼻呼吸をすることはそれほど難しいことではないんです。
ですから安心してください、口呼吸は治せます。
私自分も、以前は口呼吸の傾向がありましたが、今では鼻呼吸に治すことができています。
その口呼吸を治すための方法を今回は紹介しますね。
口に何かものをくわえておく
私が最初に聞いた方法がこれでした。
日本人は、おしゃぶりを使わなくなる年齢が外国に比べて早いために、口を閉じる筋肉の力が弱く口呼吸の人が多いです。
口に何かくわえる方法を私が聞いた当時はくわえるのはフィルムケースがよいと言われたのですが、今の時代はフィルムケースなんて手元にそうありませんよね。
それに、フィルムケースを口にくわえるって不衛生な気もしますね。
ですので、くわえるものとして食べ物であるあたりめ(スルメ)をくわえるのをオススメします。
あたりめならコンビニなどで簡単に買えますね。
あたりめの細長く平たい部分を口にくわえてみてください。
このとき注意するのは、歯でくわえずに唇だけでくわえることです。
唇を閉じる力を鍛えるのと口を閉じることを習慣化させるものなので、歯でくわえてしまうと効果がありません。
また、あまり長いものを加えると長い分だけ重力の負荷が大きくなるので、つらい場合は短めにちぎってみてください。
テープで口が開かないように矯正する
普段から無意識に口が開いてしまっていると、知らず知らずのうちに口呼吸になって口が乾くことになります。
これでは、口臭の原因である口の渇きをなくすことができません。
特に口を開けて寝ることが習慣になっていると、口呼吸はいつまでたっても治すことができません。
そこで、閉じた口にテープをはることで、睡眠中に無意識に口が開くのを予防できます。
就寝前にテープをはるのがおすすめです。
ただし、1つ注意があります。
セロハンテープなどを使うとはがれやすいですし肌に合わないことも多いので避けてください。
この方法を実践するときは、専用のテープか医療用のテープを必ず使うようにしましょう。
テープのかわりにマスクをつけて寝ても同じような効果がありますよ。
口呼吸を治す口と舌のエクササイズ
口呼吸を治す2つの方法は口臭改善にとても効果的なのですが、実践する際にスルメやテープなどを使わなければいけないので、いつでもどこでもできるわけではありませんね。
何も道具を使わなくてもできる口呼吸を治すためのエクササイズがあるんです。
口を動かすエクササイズ
これは「あいうべ体操」と呼ばれる口や舌のエクササイズで、基本的な動きは以下の4つです。
「あ」:口を大きく「あー」と開く
「い」:口を横に「いー」と広げる
「う」:口をタコの口のように「うー」とすぼめる
「べ」:舌を思いっきり「べー」と出す
この4つの動きを1セットとして、1日に30セットやってください。
ただし、顎に負担をかけすぎないようにするため、あまりやり過ぎないように注意しましょう。
「い」と「う」について補足すると、「い」のときは首に緊張の線が走るくらい思いっきり横に広げると効果がアップします。
「う」のときは口をすぼめるだけでなく、すぼめたまま何回か左右に口を動かすとさらに効果的です。
舌を動かすエクササイズ
まず、口を指2~3本分くらいの大きさに開きます。
上前歯の裏→下前歯の裏→左奥歯→右奥歯という順に舌を動かしていきます。
上下と左右は逆の順番でも構いません。
「縦・縦・横・横」とリズミカルに動かすことを意識してください。
これを1回に3分間やります。
回数では50回を目安にするとよいでしょう。
1日で3セット行ってください。
舌のエクササイズをすることで、舌が垂れて口が開いてしまうことを防ぐことができます。
舌のエクササイズは手軽に行うことができるので、1人の時間にやってください。
特に、お風呂ですることをおすすめします。
お風呂場は1人で長くいる時間が多いだけでなく湿度が高いので、口の中の乾燥を防ぎつつエクササイズをすることができるからです。
湯船に長くつかるときは、時間の有効活用としてピッタリです。
鼻の呼吸トレーニング
イスに座り、背筋を伸ばします。
このとき、背中、首、頭が一直線になるように、さらに舌が舌前歯の根本あたりに来るように意識してください。
そして、鼻からゆっくり大きく息を吸って口から「フー」と大きく息を吐き出します。
これを5回繰り返してください。
この呼吸法を実践することで、鼻できちんと呼吸する習慣が身につきます。
これらのトレーニング法を毎日実践していけば、必ず口呼吸を鼻呼吸の習慣に変えることができます。
そして、口臭に悩まされることもなくなるでしょう。
さらに、続けていくことで口元が引き締まって表情まで素敵になってきますよ。
口や舌のトレーニングで、口臭を治すだけでなく笑顔も素敵な人になりましょう。
口呼吸を治すツボを押す
口呼吸を治すエクササイズはとても効果的なのですが、なかなか人前でできることではありません。
そこで、人前でやってもあまり目立たない方法もあなたに教えます。
それは、ツボ押しです。
肩こりなどの病気を治すイメージのツボ押しですが、口呼吸を治すためのツボもあるんです。
口呼吸を治す効果のあるツボは2つあります。
迎香
まず、迎香(げいこう)と呼ばれるツボです。
小鼻(鼻柱の左右のふくらみ)の脇にあるくぼんだ部分です。
リラックスした状態で、静かに3秒押したら6秒休むくらいのテンポで3回くらい押すのが目安です
鼻を両脇から挟むように静かに押すのがコツですよ。
この迎香は鼻水や鼻づまりを改善するツボとして有名で、マッサージすると鼻の通りを良くしてくれます。
鼻の通りが良くなることで、無意識に口で呼吸してしまうことがなくなるんです。
口呼吸が治るだけじゃなく、嗅覚が良くなったり蓄膿症が改善するなどの効果も期待できますよ。
四白
2つ目は、四白(しはく)というツボです。
左右の目のすぐ下にあるツボで、目の下の少しくぼんでいるところです。
この四白も、マッサージすることで鼻詰まりを改善して鼻の通りを良くしてくれます。
また、目を大きくしたりクマを薄くするなどの美容効果も期待できるツボです。
口呼吸を治すことを毎日続けることでどんどんメリットが出てくる
口呼吸を治す方法をエクササイズやツボなどいろいろ紹介しました。
毎日しっかり続けていくことで、口呼吸は自然と治っていきます。
毎日続けていると、ある日に「あれ?そういえば口が開いてない」とふと気づく時がやってきますよ。
口呼吸を治してしまうと口臭が改善するだけでなく、さらにこんな嬉しい効果まであるんです。
口呼吸改善の効果
- 免疫力が高くなる
- 舌苔がつくのを防ぎ、舌が白くなくなる
- 歯周病や虫歯にならなくなる
口呼吸を鼻呼吸にするだけで、こんなに嬉しい効果ばかり期待できるんです。
今すぐ、口呼吸を治して快適な毎日を過ごしてくださいね。
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